皆さんの「推し」は誰ですか?
もしかしたらその対象は人でなくて、無機物かもしれません。
毎日の生活を彩ってくれる存在…それがあなたの推しです
つい先日、こちらの本に出会いました。
人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた
若手俳優オタクをやっていると、巡り合ってしまう方。

やばい人だ
と、第一印象で思ってしまい、敬遠していました。
そして、私の推しのことを呼び捨てにしていたため、視界に入れないようにしていたのですが…。
Audiobookで配信されていたので、勇気を出して拝聴しました。
今回は感想含め、推しについて語ろうかなと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです!
『横川良明』さんとは
まつりょ(松田凌)さんの熱狂的な男性ファン
…というのが個人的なイメージ。
詳細は、
1983年生まれ。大阪府出身。テレビドラマから映画、演劇までエンタメに関するインタビュー、コラムを幅広く手がける。mi-molletでの連載「推しが好きだと叫びたい」をベースにしたコラム本『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』(サンマーク出版)が発売中。
twitter:@fudge_2002
https://mi-mollet.com/list/author/%E6%A8%AA%E5%B7%9D%20%E8%89%AF%E6%98%8E
おっさんずラブも好きらしく……つまりはBLも好きで……夢女子のこともご存知で…?
…あ、メサイア通られたんですね、なるほど。
ただのやばい人ではなく、
エリートのやばい方でした。
書かれている文章も、深く頷く部分がかなりあり、最後まで楽しく聴かせていただきました。
聴きながら、これは一般受けする内容なの?大丈夫?と心配になることも…。
そして、
この方は模範的なファンでいられて凄いな
と思ったりもしたのでした。
表現方法もオタクっぽくて、親しみやすい気がしてとても好きです。
オタク、どうして、早口になるのか
ベストアンサー:感情が溢れるからです
随所で早口が挟まってきて、ふふっと笑みを溢してしまいます。
現役で推しがいる人や推し活を上がった人、推し活に興味がある人などなど
様々なジャンルにいる方が面白いと思えそうな文章を書かれています。
コロナ禍で推し方を見失っている方にも勧めたい…!
御本人が、理想的なファンであろうとしているので
推しを見ていたらよく分からない感情に支配されそうになったら、冷静にさせてくれそうです。
私も純粋になりたい
模範的なファンでいることは、楽だけどツライ

横川さんが模範的なファンだというのは、本の内容で分かりました。
しかし、恐らく、私は少しずれた場所にいるファンです。
そんなイイ子ちゃんでい続けるのって、苦しくない?
そう思ってしまいます。
推しのために東京に住んで
推しのために仕事して
推しのために節約して
推しのために時間をつかう
それらが全部自分のためだということも理解してるけど、
免罪符のように
推しのため
と言い続ける。
ファンなんてそんなもんだと言ってしまえば終わりだし、深く考え続ける意味もありません。
ぜーんぶ無駄
だけどそうしないと不安になる
それが、推し
推し活は苦しい
テレビ番組や雑誌などで
推しを作ろう!
推しがいると毎日が楽しい!
そんなことを目にする度に

わざわざ苦しみの中に飛び込むなんてマゾなの…?
と思ってしまいます。
その苦しさも自身で生み出していることは理解しているのですが、解放されることはありません。
推しが自宅飯を作るたびに「新しい恋人かな」と勘繰ってしまうし
推しがペットを飼い始めれば「恋人いるんだな」と確信します
すごいね、かわいいね
で終わらせられることも、推しが対象になると
どうして、なんで
と恨み節が炸裂しそうになる。
そして、そんな自分が一番嫌いです。
推しだけを見ていれば浮世離れできる
コロナ前までは生活すべてを推しに捧げていました。
もちろん、お金は尽きていたので途中から参戦ペースは落ちましたが…他人から見れば「かなりの」ファンだと認識される程度には動いていたと思います。
世間の流れよりも推しだけに集中していたおかげで、
嫌なニュースを見ても何も感じませんでした。
それは良いことでもあり、反対に推しだけにしか興味を持てないため現世のことが分からなくなることも多々ありました。
職場の人とも会話が続かないんですよね、話題がないので。

今朝のニュースでさ~

見てないです

昨日のドラマで~

録画してますけど、多分半年後くらいに見ます
そんな会話を頻繁にしていました。
世間知らずだと嘲笑されることもありましたが、
推し以外からの言葉に何の感情も抱かなかったので何とも思わなかったです。
そんな私も、職場の人に追っかけをしていることを話していたので、一部の人には許してもらえましたが、
趣味のない会社員に擬態している方は大変なんだろうな…と思います。
友人も、有休申請のために(嘘の)結婚式ができる親戚・知人がいなくなって困っている、と話していました。
しかし、弊害もあって…。
地元に帰省して友人と会うと、

(追っかけしてる)とりんこが知らない誰かに見えるようになった
と言われたことがあります。
これはショックでした…。
ショックだったので、友人対策で一時的に二次元のオタクに戻りましたが
そのジャンルのことは分からない
と一蹴されて終わりました笑
今でもその子との交友は続いています。
私は推し活を勧めない
推しがいる生活は素晴らしいとか
推しのために頑張れるとか
それも本当のことだけど、私はあえて言います。
推し活はお勧めしません
苦しいのも
つらいのも
腹が立つのも
私だけが感じていればいい。
そして、推しの素晴らしさは私が知っていればいい。

ファンは傲慢です。許してね。
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